
1.『まもあい』で既存システムの課題を解決する
従来の見守りシステムは誤検知や転倒してしまった後のアラートが課題でした。『まもあい』はAIで人の動きを解析し、転倒の危険を事前に検知。スタッフへ迅速に通知し、医療・介護現場での事故防止をサポートします。
2.AI開発の紆余曲折
AI開発は地道な作業でした。1つの姿勢に約3000〜4000枚の画像が必要で、社員や病院スタッフが転ぶ動作を繰り返し撮影。エンジニアの要望に応じて追加撮影を行い、多くの協力と検証の末、実用に十分な精度を達成しました。
3.社会とビジネスにもたらす価値を最大化したい
マレーシア出身の私は、祖国では高齢化や介護の課題を意識することは少なかったのですが、日本に来てその深刻さを実感しました。日本が直面する高齢化問題は、いずれ世界全体の課題となるはずです。私は『まもあい』を日本の医療・介護現場にとどめることなく、世界の高齢化社会の課題解決にも貢献させていきたいと考えています。